樫本大進に関するページは下記よりご覧下さい。
http://www.japanarts.co.jp/artist/artist_detail.php?id=139
平成23年度兵庫県文化賞の受賞者が発表され、樫本大進が同賞を受賞しました。
樫本大進は兵庫県内で赤穂国際音楽祭、姫路国際音楽祭を主催し、クラシック音楽の普及に努めるなど音楽の振興に尽くした活動が受賞につながりました。
兵庫県文化賞とは
県民文化の高揚、科学技術の向上、スポーツの振興及び明るい地域社会づくりに貢献された方々のご功績を讃えることにより、兵庫県の文化・科学技術・スポーツの向上発展と生きがいのある兵庫県の創造を促進することを目的としています。
≪樫本大進&コンスタンチン・リフシッツ デュオ・リサイタル≫
2012年3月3日(土) 17時開演 横浜みなとみらいホール
2012年3月8日(木) 19時開演 サントリーホール
曲目:
<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ヴァイオリン・ソナタ第2 番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op.30-1
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
3日(土)17:00 横浜みなとみらいホール
一般料金 S¥6,500 A¥5,000 B¥4,000
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員 S¥5,900 A¥4,500 B¥3,600
3月8日(木)19:00 サントリーホール
一般料金 S¥7,500 A¥6,500 B¥5,500 C¥4,500 D¥3,500
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員 S¥6,800 A¥5,900 B¥5,000 C¥4,100 D¥3,200
→ 公演詳細はこちらから
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターに就任することが決まった樫本大進。
日本で行われているコンサート・ツアーの合間をぬって行われた記者会見のコメントから一部をご紹介いたします。
樫本大進:今日はたくさんの皆さんにお集まりいただき、ありがとうございます。12月10日にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターへの就任が正式決定いたしました。僕自身とてもびっくりしています。日本でのコンサートツアー中でもあり、ちゃんと実感できていなくて、早くベルリンのみんなと話したい!と思っています。世界トップのベルリン・フィルが、このままずっとトップえあるよう、僕もがんばりたいと思っています。
Q:試用期間は2年間。正式に決定するのは2011年5月末ごろと伺っていたのですが、早くなったのはどうしてなのでしょうか?
樫本:一応、試用期間は2年間、というふうになっていますが、早く決まるということもあるようですね。
Q:短い試用期間でしたが、その間に団員の皆さんの信頼を得ることができたという実感はありましたか?
樫本:1年3ヶ月という期間は、ある意味とても短く、ある意味とても長いものでした。団員の皆さん、そして(首席指揮者・芸術監督である)マエストロ・ラトルに音楽的にも人間的にも認めてもらえた・・・というのは、もう最高に幸せです。
Q:ベルリン・フィルの正式なコンサートマスターとしての最初のコンサートは?
樫本: (12月29日、30日、31日に行われる)ジルベスター・コンサートです。実は、このコンサートはもともと小澤征爾さんが振る(指揮をする)予定だったんです。正式にコンサートマスターとして演奏するコンサートが、本当は小澤マエストロ指揮のコンサートだったというのは、何だか運命的なものを感じます。
おもしろいことに(小澤マエストロの)代役として指揮をするのはグスターボ・ドゥダメルさんですが、僕がコンサートマスターのオーディションに受かって最初に舞台に立った公演もグスターボさんの指揮でしたし、正式に決定してから最初のコンサートもグスタホさん。同じ世代の、ヴァイオリン出身のマエストロというのも嬉しいです。
Q:改めてコンサートマスターのおもしろさを教えていただけますか?
樫本: コンサートマスターとして演奏する時は、ソリストとして演奏しているときとは、全然違う音楽の作り方、音楽の考え方が必要とされると感じています。指揮者の右手、楽器でもあり、時々奴隷でもあり(笑)、オーケストラの奴隷でもある(笑)。いろいろな仕事がひとつになっているポジションですので、楽しいですね。いろいろな意味で、いろいろな方向から音楽が見えている、というふうに感じます。
Q:プレッシャーはありますか?
樫本:試用期間だから・・・という言い訳が使えなくなるのが残念ですね(笑)。これからは正式に、第一コンサートマスターとしてオーケストラの代表でもあり、オーケストラの顔でもあるというふうに考えると、プレッシャーはあります。
Q:樫本さんにとって、ベルリン・フィルとはどのような存在ですか?
樫本:僕にとっては憧れのオーケストラでした。カラヤンの振っていた黄金時代、あのときの弦楽器の音、というのは誰でも憧れるものだと思います。実際にオーケストラの中に入ってみると、違う方向からの魅力もいろいろ感じられるようになりました。リハーサルのときもジョークなども出て、とても明るい空気の中で音楽を作っていけるのが、僕自身すごく好きです。
Q:ベルリン・フィルと日本のファンのかけはし、という意味でどのようなことをお考えですか?
樫本:ベルリン・フィルに入ったときから、ベルリン・フィルの日本公演で早く演奏したい・・・と思っていました。ただどのコンサートで演奏するかというのは、事務局の方々なども一緒に決めることなので、僕があまり言えることではないんですよ。でも、これからはベルリン・フィルにいるので、いつかはきっと実現すると思って楽しみにしています。
また、ベルリン・フィルのサイトに【The Digital Concert Hall】というのがあって、それをずっと日本やアジアの方々にも見やすいようにして・・・と話していたら、今、日本語のサイトもできたと聞いてとても喜んでいます。
Q:今までお世話になった方々にはどのように伝えられましたか?
樫本:実はまだ、小澤さん、チョンさんとはお話できていません。
小澤マエストロ、去年5月僕がまだ内定もしていないタイミングだったのですが、一番前の席で演奏しました。その時、マエストロのあたたかい気持ち、サポートを感じましたので、そのお礼の気持ちを伝えたいです。クスマウル先生には、すぐにお電話しました。先生はとても喜んだ声で、「よくやった。がんばった!」とおっしゃってくださいました。早く先生にお会いして、乾杯したいです!
Q:最後にひとこと。
樫本:ベルリン・フィルという世界トップのオーケストラのコンサートマスターという、ある意味オーケストラをひっぱっていく存在になれるよう、これからもがんばっていきたいです。試用期間が終わったので「楽にあるんだろう」と思われるかもしれませんが、僕は、これからが大変・・・と思っていますので、皆さんどうぞこれからも応援よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
急に行われた記者会見でしたが、多くの方々にお集まりいただき、充実した内容のものになりました。汗をふきながら、しっかり自分の意見、自分の思いを伝える樫本大進。
これからの活躍にも、どうぞご注目ください!
Ustreamで記者会見の様子をご覧いただけます!
http://www.ustream.tv/recorded/11413944
ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定し話題を呼んだ樫本大進。
2010年1月23日には巨匠ハイティンク指揮のコンサートでコンマスを務めました。
ベルリン・フィルのオフィシャルサイトではリハーサル風景の映像が配信されています!
⇒こちらからご覧いただけます。
≪樫本大進のバッハ ヴァイオリン・リサイタル≫
2010年2月28日(日) [第1部]13時開演 / [第2部]18時開演 サントリーホール
プログラム:
≪第1部(13時開演/14時40分終演予定)≫
ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番 イ短調 BWV.1003
≪第2部(18時開演/19時40分終演予定)≫
パルティータ第2番 ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006
⇒詳しい公演情報はこちらから
世界を舞台に活躍し続ける気鋭のヴァイオリニスト・樫本大進自らが初めて音楽監督を務め、大きな話題となった「赤穂国際音楽祭2007」から2年。
今年も10月、第2回目となる「赤穂国際音楽祭〜LePont2009~」を開催!
10月10日 (土) 赤穂城本丸特設会場
10月11日 (日) 閑谷学校特設会場
10月12日 (月・祝) 赤穂市文化会館ハーモニーホール
詳細は下記公式ホームページから↓
http://www.city.ako.hyogo.jp/IMFA/index.html